レバレッジが大きくゼロカットでトレーダーが保護される海外FXは、大きく投資をしたい人にとって魅力があります。
当然ながらリスクもそれなりにありますが、しかしハイリターンの可能性や利益発生に期待できるのも確かです。
実際に海外FXでトレードをして利益が出た場合は、税金という現実的な問題に直面したり、考える必要が出てきます。
日本国内だと、FXトレードで得た利益は所得の大きさに関係なく、一律20%の申告分離課税となります。
一方、海外FXは利益に応じて税率が変動する総合課税なので、国内FXと混同しないように注意が必要です。
例えば195万円以下の利益だと15%ですが、330万円以下なら20%、そして695万円以下は30%となります。
最大で50%まで税率が上がりますから、税金と一口にいっても国内FXと海外FXでは大きな違いです。
この総合課税はいわゆる雑所得と呼ばれるもので、所得に応じて確定申告が求められるので気をつけましょう。
海外FXは年間330万円までなら、国内FXよりも低い税率で済みます。
つまり、このラインを越えなければ、税率が変動するとしても課税額は少ないわけです。
控除額が案外大きく馬鹿にできないので、初心者を含めて国内よりも海外が狙い目です。
そもそも、いきなり年間300万円以上のリターンを得るのは難しいですから、資金が限られる人もまずは海外で挑戦するのが良いでしょう。
海外ではボーナスと呼ばれる特典も優れていますが、これが課税対象外なのも嬉しいところです。
ボーナスでトレードを行なえば、その分が節税できますから、国内FXにはない魅力だといえます。
税金は確定申告するわけですが、FXの為にパソコンを購入したりインターネット回線を利用すると、経費として認められる可能性があります。
自己申告をして認めてもらう必要がありますから、レシートや領収書類は捨てずに取っておくことをおすすめします。
大きなリターンが望めるFXですが、海外ブローカーの利用を行なえば、所得が増えた分だけ税率が右肩に上がります。
年間1千万円くらいになると、税率は50%近くまで上がりますから、国内と比べればその差は約2倍です。
勿論、海外に取引口座があるといっても日本の税制で対応されますし、隠したり嘘を突き通すのは不可能です。
ちなみに損益通算で損失の繰越はできませんから、その点も覚えておいて損はないでしょう。
このように、国内と海外で税金の扱いが違うので、ややこしいといえばそうですが、それでもしっかりと覚えて税金を納めることが大切です。